フレーベルの教育哲学

研究概要

幼稚園の創設者フレーベル(F.Froebel,1782-1854)が教育を体系づけていった背景には広範なる時代思潮の影響があった。特には浪漫主義と関係が深い「生の哲学」からの影響が強いと考えられている。そうした,彼の教育思想を,その源流にまで遡り,分析検討し,それが近代の西欧教育に,更には,近代日本の教育に及ぼした影響を研究している。彼は,自己の教育学を体系づけていくプロセスで,その根幹に「幼児教育」を据えた。それは,なぜだったのだろうか?そのことを明らかにすることが,混迷を深める日本の教育の未来を考える際の一つの手がかりとなるのではないかと考えている。フレーベル自身の教育思想を研究するのと並行して,その思想が,日本に移入される大前提としての明治初期における日本の教育状況を調べる作業も進めている。そうすることが,これからの日本教育の在り方を探る,極めて重要なことであると考えるからである。

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