憲法院とコンセイユ・デタ

Conseil constitutionnel et Conseil d’Etat

公開日:2018.01.15

発行日
2016年06月30日
概要
 憲法院とコンセイユ・デタに関して,概念や制度を比較検討した。まず,憲法院の合憲性審査は,事前審査・事後審査の双方で行われ,訴権あるいは抗弁で行う審査であり,抽象的審査・具体的審査,集中型審査・非集中型審査にて行う。これに対し,コンセイユ・デタは合法性審査を通して命令の統制を行う。このような違いを確認した上で,それぞれの歴史を振り返った。制度に関しては,コンセイユ・デタの構成は専ら高級官僚からなるが,憲法院は,大統領,上下両院議長が任命する構成員に,元大統領が加わる。しかしながらこの二つの機関は,相互に補完し合う面を持つ。コンセイユ・デタは憲法院の判決を考慮して,諮問的役割を果たす。また合憲性優先問題(QPC)の発展によって,コンセイユ・デタをはじめ,破毀院でも,またそれぞれの下位の裁判所でも憲法院の判決を配慮しなければならない状況が生まれている。結論としては,法律の合憲性を評価し,憲法解釈の統一性を確保する任務は憲法院にのみ属するということである。
キーワード

憲法院

コンセイユ・デタ

合憲性審査

第五共和制憲法

国立行政学院

条約適合性

文献等

掲載誌名・書名:

比較法雑誌, 第50巻, 第1号, pp.101-115

公開者・出版社:

日本比較法研究所

書誌コード類:

ISSN: 0010-4116

種類
紀要
言語
日本語
権利情報
この資料の著作権は、資料の著作者または学校法人中央大学に帰属します。著作権法が定める私的利用・引用を超える使用を希望される場合には、掲載誌発行部局へお問い合わせください。

このページのTOPへ