中国のマルクス経済学研究 ―回顧と現状-

Marxian Economics in China -Prospective and Retrospective Outlook-

公開日:2017.12.20

発行日
2017年12月
概要
マルクス経済学の創造的発展をめざし、中国独自の社会主義的市場経済の建設に必要な現代政治経済学の理論体系を構築し、中国にふさわしい経済学的諸範疇や法則、学的体系の基礎を整え、応用経済学の理論的スタートを切るために、中国では、以下のような真剣かつ深刻な反省の上に本質的かつ持続的な理論的創造が積み重ねられてきた。
1. 改革開放以来30年の間に、中国の経済学界は段階的な成果をあげてきたが、教科書の変遷にもそれはよく表れている。80年代から90年代にはいわゆる「南方本」「北方本」「教育委員会本」と呼ばれる教材が出現した。今世紀に入ってからは逄錦聚、林崗、張宇らの諸教授が編纂した政治経済学の教科書、さらに、現在では『現代政治経済学創新』(程恩富監修)が広く使われている。
2. 現代中国におけるマルクス経済学の代表的な3大学派が形成されてきた。このなかに中国のマルクス経済学の変化と発展の方向性が示されている。
3. 2008年以降の中国におけるマルクス経済学研究の現状は三点に絞ることができる。第一に、西側経済学を盲目的に信奉したり推賞したりする風潮は反省されつつある。第二に、マルクス経済学の研究が一段と活性化し、多くの理論研究分野に顕著な進展がみられる。第三に、中国経済学の創造が中国の経済学者の共同認識と共通目標となりつつある。
キーワード

中国マルクス主義経済学

新動向

三大学派

正統派

新総合学派

建国門学派

現状

文献等

掲載誌名・書名:

IERCU Discussion Paper, No.293

公開者・出版社:

経済研究所

種類
紀要
言語
日本語
権利情報
この資料の著作権は、資料の著作者または学校法人中央大学に帰属します。著作権法が定める私的利用・引用を超える使用を希望される場合には、掲載誌発行部局へお問い合わせください。

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