日中の家電リサイクル制度の比較と検討 ――使用済み家電の回収の観点から――

公開日:2017.11.20

発行日
2017年10月10日
概要
 本研究では,使用済み家電製品のリサイクル制度について,日本と中国を比較するとともに,それぞれが抱える現状の課題についての検討をおこなっている。また,使用済み品等の潜在資源性および潜在汚染性という性質に注目し,その観点から使用済み品の回収について考察をしている。日本では,家電リサイクル法と小型家電リサイクル法があるが,両者の仕組みが異なっている。またどちらも回収に関する課題を抱えているが,そうした状況を改善するためには,排出者にとって適正な排出をしやすい環境を整えていくことが重要である。一方,中国に関しては,適正な解体処理をおこなう業者を厳選し,認定することで,インフォーマル・セクターのフォーマル化が図られている。しかしながら,使用済み品の回収が複雑な状況になっており,その点での改革が必要となっている。潜在資源性が高い場合には,使用済み品の回収が自発的におこなわれる可能性があるが,それによってトレーサビリティが確保できないと,不適正な処理につながってしまう可能性がある。潜在汚染性も高い場合には,とくに,そのような取り組みが求められる。
キーワード

家電リサイクル

潜在資源性

潜在汚染性

拡大生産者責任

回収ルート

トレーサビリティ

文献等

掲載誌名・書名:

経済研究所年報, 第49号, pp.419-433

公開者・出版社:

経済研究所

書誌コード類:

ISSN: 0285-9718

種類
紀要
言語
日本語
権利情報
この資料の著作権は、資料の著作者または学校法人中央大学に帰属します。著作権法が定める私的利用・引用を超える使用を希望される場合には、掲載誌発行部局へお問い合わせください。

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